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寿命の話し

 

三浦コウと申します。

今日は寿命の話しをしてみる。

寿命といっても、ピアニストとしての寿命。

 

 

僕は24歳で大学院を修了した後、すぐには音楽一本でやっていけなかったという話しをした事がある。
YouTubeより

 

その頃は30歳までに音楽のみで生きていけなかったら、音楽の道は諦めようと思って活動していた。

俳優さんとか芸人さんとかでも良くある話しだと思う。

 

でも例えば実際に30歳になっても一本で生きていけなかったら、何かしらの理由をつけて35歳までにしようと言ってたかもしれない。

あ〜未練がましい!

 

未練がましい自分をかいくぐって何とか30歳までに音楽のみで生きていけるようになり、今に至っている。

今はこうしてオリジナル曲やクラシックを演奏させて頂けて、リサイタルなどの活動もとても充実してきた。
感謝してもしきれない。

 

30歳ってその道で生きていけるかいけないかの一つの区切りだと思ってた。

でも30歳がゴールじゃないよね。その先の事って考えた事あったかな。

音楽で生きていけるようになるまで大変だけど、音楽で生きていけるようになった後の事は考えた事あるだろうか。

 

 

僕は様々な事に目標や目的がないと、続ける事に疑問を感じてしまう性分。

何のためにやってるんだろう…とか。

だから聴いてくれる皆さんがいるから、辛くても頑張れたりする。

 

ふと思う事がある。

果たしてピアニストの活動はいつまで続けられるだろう。

このような活動は片手間に出来るものじゃない。

日々1つ1つ準備して作り上げていく必要がある。

それはとても充実している事と同時に、心と身体に大きな負担がある事も確か。

そう何年も同じようなペースで活動を続けるのは、気力と体力的にも難しくなっていくだろうなとも思う。

 

今の気持ちとしては、ひとまず40歳までは自分の音楽を届けたい。

現在32歳。あと8年だけど、長いようであっという間だと思う。

その後の事は、その時に決めようと思う。

もう演奏活動は十分満足してきっぱりやめて、後進の指導にもっと力を注ぐかもしれないし、やっぱりまだまだやりたくなるかもしれない。

やりたくても全く曲が作れなくなるかもしれないし、ある日突然天才的に弾けるようになるかもしれない。(切なる願い)

 

先の事はわからないけど、ただ一つ言えるのは一つ一つの活動を大事にしていきたい。

チャレンジし続けて、一度の人生濃いものにしたい。

それが生きるって事だと思う。
三浦コウ